相続前の準備
病院への入院
最近の統計では他界者の約80%が病院でお亡くなりになっています。
高齢者の入院はある程度の覚悟と準備が必要と言えるでしょう。
ここで準備と言うと縁起でもないという方がほとんどだと思われますが、ここで準備するのとしないのでは天と地ほどの差が出てきます。
まず生前に出来ることを「生前・相続開始前のご相談」からご確認ください。
病院に入院されている時でもこれらの手続きを代理人を通して行ったり、推定相続人の方が代理して手続きすることも可能です。
中でも一番大切なのは遺言や相続人を集めて遺志(亡くなった方の生前の意思)を伝えるなどの相続が起こった場合の指針を示す行為です。
何も遺志を残さないことが相続で揉める一番の原因となっております。自分の相続財産で残された相続人達が争うようになってしまうことを望む人はいないと思います。
さらに言ってしまえば相続財産について残された相続人たちが争わないようにするのは死にゆくものの責任と言っても過言ではありません。
【お客様ケース】

もう先が長くないと告げられたAさん。
妻と子供がおらず、兄Bと弟Cを呼び次のように伝えました。
「先祖代々の土地はBとCに相続させる。妹Dには株式を相続してもらうから伝えておくように。」
そして、Aさんは妹Dにその旨をきちんと伝えないまま亡くなってしまいました。
いざ遺産の分配の時でした・・・
妹Dとその夫は、自分たちの財産を知って激怒しました。株式は現在の時価では二束三文になっていたのです。
納得のいかない妹Dは、「直接聞いてないしそんなはずはない」と手続きに一切協力しなくなりました。
一年間の個人間での話し合い、さらには泥沼の裁判によりようやく調停で決着はつきましたが、兄弟の間に深い溝が生れる結果になりました。
この場合は遺言書でしっかりとAの気持ちを残しておくことで180度違った解決になったでしょう・・・
生前の遺言や財産の確認など、しておくべきことは山程あります。手遅れにならないように専門家に相談しましょう。
葬儀

日本では家族の葬儀のために準備をしていない人が多く占めます。
急に亡くなられる場合もあると考えられますが、多くは「生前から準備なんて縁起でもない」という印象が理由となっているようです。
生前に遺言をなさらないケースと同じですね。
葬儀社の選択
みなさんは葬儀社を選ぶときの基準は何ですか?
よく考えると、なんとなく選ぶだろうなぁという人は多いと思います。
しかし、行き当たりばったりで選んでしまうと、必要以上に費用がかかってしまいます。
ポイント1 葬儀社に許認可は必要ない
案外知られてないかも知れませんが誰でも始められるんです。
そのため見かけはきっちりとした葬儀社でも実は葬儀のイロハも分かっていないなんてことも起こっています。サービスに似合わない料金を請求されることもあります。
ポイント2 課金システムが分かりにくい
葬儀社業界が不透明といわれる背景には、この課金システムの分かりにくさにあります。
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“葬儀費用”を簡単に言ってしまえば「祭壇一式のレンタル料」と「お柩」と「人件費」の金額です。
広告などでよく見かける「葬儀一式○○万円」というのもこれにあたります。
“実費費用”とは、葬儀社に料金を精算しているように見えて、実は葬儀社が代行で手配だけをしているものなんです。
飲食は仕出し屋さんが、返礼品は返礼品業者がそれぞれ用意し、葬儀社を通して販売しています。お葬式には必ず必要なものですが、実費費用は葬儀費用に含まれないのです。
この課金システムがすべてではありませんが、あえて複雑な課金システムを採っているところもあります。複雑ということはどのような料金を取られているか不透明であると認識しましょう。
ポイント3 相場が分からない
こちらも良く言われることですが、とにかく相場が分からない・・・。
やはりそう何回も経験することでもありませんし、なかなかご近所さんに相談するわけにも行きません。
ポイント2の課金システムを良く理解した上で、相場を学べば的確に交渉することも可能になるでしょう。相場が分からなければ有効な交渉も出来ません。
まず早急に確認した方が良いのは上記3点です。
いずれについても言えることですが、インターネットや本を読めばある程度の知識は得られます。たったこれだけで10万円以上も費用が違ってきただろうという事例は山程あります。
・・・でもみなさんは、これらを亡くなられてからの慌しく過ぎる時間の中でお調べになる自信はありますか?
ほとんどの人が疲労や不安、そして故人を偲ぶ気持ちの中で対処出来ていないのが現実です。葬儀が終わってから振り返ってみて初めて気づくのです。
そしてこれが再三注意させていただいている相続前の準備の大切さに繋がるわけです。葬儀後の手続きを読んでいただいても分かっていただけると思いますが、相続に精通している専門家であればこれらの情報も適宜お伝えしています。

〜適切な葬儀のために〜
何度も言うようですが事前の準備!! これにつきます。
そして的確な情報。本当にこの2点だけご注意ください。
さらに余裕があれば右記図表の5点についてイメージしつつ、その優先順位などを踏まえれば頼むべき葬儀社は見えてきます。
相続は入院、もっと言えばそのずっと前から考えるべきこと常に頭に入れておきましょう!
葬儀後手続き

多くの人は上図を見て不安に思われるでしょう。
ほとんどが経験のしたことがない手続きで、専門的知識を要するものばかりだから仕方ありません。
しかもこれらは期限が必要になるものもあり、スピードも要求されますので、平行して進めなければならないこともあります。




